ペルソナ3

ペルソナ3

昼時から一気にプレイして、夕方にクリアしました。
以下微妙にネタバレつきの感想。
最終決戦は弱点を消した緑川、アイギス、会長の編成で
春曲禁止令を敷いたルシファー様と真・龍王機、
コンセントレイト役のアトロポスを降魔。
受胎オーディン様が作れれば
コンセントレイト中も不安はなかっただろなー。
戦闘はほぼコンセントレイト→明けの明星とメシアライザー。
順平も使ってやりたかったなー。


ラスボス後のイベント戦闘はダイの大冒険を思い出したり。
俺達なんかにゃ手も出せない世界へあいつ一人で行っちまいやがってさ。
決戦後の日々に、猫を飼いたがっていた少年のその後を見に。
ああ、猫は気ままな生き物だからなぁ。
次々と記憶を取り戻す仲間達を待ちながら
見つけました……夢を。と仮面ライダー555なノリでシメ。
もう一つのエンディングテーマとしてjustiΦ'sを押す特撮ヲタ心。


なんだかんだで風花、会長、ゆかりッチ、平賀、末光以外のコミュはMAXに。
会長はタイミングを逃しまくってコミュ取得が1月に遅れ、
必死にあがくもランクは4、
末光は見た目が気に入らなかったのと後半の会話が
宗教じみてると聞いたのが災いして完全放置、うう。
1プレイで全MAXがやれるかはさておき、
次周回をやる際は上のメンツメインでいっとくかな。


さて、クリア後だからできる話。
プレイ中にあちこちで見た主人公のその後の考察、
生存説やアイギスの傍であのまま大往生説と色々見ましたが、
VP2のラストがアレだったのも含めて、生存説を推したい。
正確には『再誕』かしら。
稜時こと『デス』は主人公の体内に封印されて人の心を得ていった、
ってのは主人公の心を食って育ったとも取れ、
その心を食われた主人公は生きながら『死んで』いた可能性が高い。
所々の会話の選択はプレイヤーに選択肢を委ねるっての以外にも、
アンバランスな心理状態の主人公を表現したのかもなーと。


で、主人公は最後のベルベットルームで
これまで築いたコミュの結晶『ワイルド』を得て、
ニュクスを封印。
タロットカードの『デス』は凶兆のイメージが強いが
そのリバース、逆位置は再生や再出発といった
いわゆる転機を示しているのですわ。詳しくはここ
人同士は繋がりあって生きていくとかよく言うように、
その際に人との繋がりを生きている証、証明として
自分の中に存在した『デス』を逆転させ『世界』ワイルドに変化させた末に
今までの自分の終わりと、新しい自分の始まりを得て
再び誕生したのではないかと。
あとはずいぶん前に流行った記憶のあるカードゲーム『UNO』。
これの切り札的カードでワイルドカードってのがあったので
最後の『切り札』として世界のコミュがあったのだろうなと。


3月中の疲労が激しいって描写は色々取れるんだよなー。
失われた影時間の記憶を取り戻そうとしてる兆候だとか、
ワイルドの力にまだ主人公の肉体が馴染んでいない表現とか。


んで、その期間のクラブで占い師が『未来が読めない』と言ったのも
無限の可能性を示した『ワイルド』を手にして生まれたばかり、
言い換えると主人公は赤ん坊の状態に近いから
その結果が出たのだろうと思ったり。
赤ん坊を見ただけで、その子の今後の人生は見出せないわけだし。


というわけで、自分の中ではこの後の主人公、玖堂燈也は
何にでもなれ、どこにでも行ける。
無限の可能性を持った一人の人間として
生きていくのだろうなーと思い、生存説を推す次第であります、と。
こんな風にストーリーの曖昧な部分、読み手の判断に委ねられた部分を
あれこれ考察するのは非常に楽しいものですなー。
ただ、『これってこういう意味かな』と考えられる材料を用意せずにヘタ打つと
手抜きだクソ脚本だ投げっぱなしだと散々酷評されるので、
扱い方は要注意。