今日も今日とて仕事。
「そういえば昨日、店の中にセミが入って大騒ぎだったのよ。
一緒にいた新人君もパニックになっちゃってねー。
いつの間にかそのセミも消えてたけど、どうなったのやら」
この話を聞いた時、フラグが立っていたのかもしれない。


閉店準備を進めてる最中、入り口の片隅に
      セ  ミ  が  。
『……先輩』
「どうしたの、バッキーく『セミです』721!?」
ほぼ死に体で、触ったらわずかに鳴く程度だったけど
大の大人が二人してセミを店外に出すために大わらわってのも
また情けない話だなー、うむむ。